前回、効率的な商品リサーチのためにボクは、ASIN収集という長く困難なゴールの無い道のりに旅立ちました。
しかし、あまりに手間が多い純手動ASIN取得の手順の中から、まずは
URL→ASINの部分を何とか工夫できないか?
と前回トライして、Excel関数の力を借りて無事に効率化することができました!
そして、今回は、アマゾンの検索結果→URLを抽出することによって、さらなる効率化を図っていきます!
検索結果はURLの集合体
商品ページを表示→URLをコピぺ→(Excel関数)→ASINへの変換が前回できるようになったことで、
「URLの中からASINを探す」という面倒はなくなりました!
しかし、まだURLをコピーするために、各商品ページを表示させています。
でも、「商品ページのURL」って商品ページを表示しなくても、アマゾン検索結果一覧の中にありますよね・・・?
検索結果の例)

各商品をクリックすると商品ページが表示される、ということは・・・
そう、検索結果やセラーのストアページには、すでに表示されている全商品の商品ページのURLが組み込まれています!
つまり、検索結果ページは商品ページのURLの集合体なのです!
URLを取得せよ!
では、どうやったらこの検索ページから商品ページを開くことなく、商品ページのURLを取得できるでしょうか?
右クリック
クリックするときに左クリックではなく右クリックして「リンクのアドレスをコピー」すれば、

商品ページを表示することなくURLをコピペすることができます!
ツール:LinkClumpの活用
うーむ、たしかに右クリックを使ってコピペすることで、商品ページを開く、という手間が省けました!
しかし、これではまだ商品1つ毎に右クリックをしないといけません。
正直だいぶ手間です!
そこでボクが使ったのがブラウザ:chrome用の拡張機能「Linkclump」です。
使い方は、ほとんどこのページを参考にしました!
Chromeで複数のリンクをまとめて開ける Linkclumpで遊ぼう!!
ポイントは、LinkclumpのOption設定画面で、

初期設定だと「Opened as New Tabs」のみが設定されていますが、
「Add Action」をクリックして、新しいActionを作成します。

リンクを「新しいウィンドウで開く」から「クリップボードにコピー」を選択すると共に、
コピーフォーマットも「URLとテキスト」から「URLのみ」に変更します。
これで「Save(保存)」してLinkclumpの設定画面に戻ると、下のように新しいアクションが追加されています。

この追加された「Copied to clipboard」を使って作業していきます。
(「Opened as New Tabs」の方は「Delete(削除)」してしまってもかまいません)
このアクションを実行するためには、画面に書いてあるように、
「shift」キーを押しながら「左ボタンでドラッグ」して商品群を選択していきます。
※どのボタンやキーをこのActionに割り当てるかも「Edit」で設定することができます。
実際やってみるとこんな感じにリンクが囲まれます(shift+左クリックで紫の線の範囲をドラッグしています)↓↓↓

この囲まれた部分のリンク(URL)が一気にコピーされます。
ちなみに、画像の右下の「21」というのは選択範囲の中に含まれるURLの数を表しています。
そしてコピーしたURL群を、前回作成したExcelのURL部分(A列)にペーストすると、なんと・・・

ずらずらっとURLからASINが抽出されました!
・1つの商品につき、画像/商品名/価格で3つ同じASINが並んで出てきたり、
・ASINを判断するための「dp/」がURLに含まれていない(商品ページじゃなく出品しているセラー一覧ページ)ためASINが抽出されず空白になったり
とキレイには行かない箇所があるため、最終的にはExcel上で「重複を削除」等を行うことで、
待望のASINリスト化!!
そしてこのASINリストを
ASIN→商品情報取得ツールへ投入していきます
何とかかんとか、まだまだ拙いですがASIN取得に関しては、純手動時代の
- アマゾンで「並行輸入」で検索、またはイケてるセラーのストアページを表示
- 検索結果またはストアページの商品をクリック
- 商品ページが表示されたらURLの中からASINを探してコピー
- ASINリストへ貼り付け
- 次の商品へ
- そのページの商品が全て終わったら次のページへ
だったのが
- アマゾンで「並行輸入」で検索、またはイケてるセラーのストアページを表示
- 検索結果またはストアページの商品をLinkclumpで一括リンク取得
- ASINリストへ貼り付け
- 次のページ次のページへ
- 1日の作業が終わったらExcelで「重複を削除」してASINリストへ
と商品単位→ページ単位へ作業が変わることで、効率約20倍?
純手動(マニュアル)→半自動(セミオート)
くらいまで来ることができたような気がします。
この半自動方法を2015年の3月中旬に始めてから、
3~4月の中旬くらいまでは
- ASINを集める
- 自作ツールで商品情報を収集してマスタに取り込む
- 価格差チェックでふるい落とされなかった仕入れ候補をリスト化
- その過程で見つけたイケてるセラーのリスト化
を毎晩深夜まで進めていました。※このセラーリストが次のステップで活躍してくれました。
こうやって地道に作業を進めていくことで、集まった商品マスタの数は、
2015年3月末の日本商品マスタのASIN数: 2,262
2015年4月末の日本商品マスタのASIN数:41,273
と、確実に増えていきました!
マスタデータが増えるにつれて、無事に価格基準を満たす、仕入れ対象商品を多数見つけることができたため、
ついに初めての仕入れ→販売を開始して、いよいよ輸入ビジネスが幕を開けました。
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